さりとて
【さりとて】接続詞使い分けの視点
「さりとて」は、前件をいったん受け止めてから別の結論へ曲がる、四拍の接続詞です。反射的な「でも」と比べると、二拍ぶんだけ熟考の時間が宿り、異論は急がずに姿を見せます。口語ばかりの会話に一度だけ置けば、人物が構えたり、わざと芝居がかったりする効果が生まれます。相反する義務を静かに量る場面によく合い、結論を急ぐ場面ではかえって不自然に響きます。反論までに何拍の時間を与えるか——拍の設計として選んでみてください。
同義語
同品詞の類義語
類義句
同品詞の慣用的言い換え
婉曲・強調変換
ニュアンスの増減(婉曲化・強調化)