さて
【さて】接続詞使い分けの視点
「さて」は、出来事そのものではなく、物語の配置を動かす接続詞です。舞台の照明がいったん落ちて次の幕の道具が運び込まれる、あの短い暗転に似ています。一人称で使えば人物の逡巡や思考になり、三人称で使えば物語を掌握する語り手の声が前に出ます。似た語の中でも「ところで」は脇へ移る感じ、「では」は前提を受けて始める感じが強く、「さて」は転景も再開も問題提起も引き受ける分、何が切り替わったかを周囲の文章で示す必要のある語です。
同義語
同品詞の類義語
類義句
同品詞の慣用的言い換え
婉曲・強調変換
ニュアンスの増減(婉曲化・強調化)